面接通過率を上げる効果的な履歴書の作り方とは?

履歴書・職務経歴書

転職活動を行うとき、履歴書・職務経歴書の書き方に悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。この記事では基本的な書類の作り方から、面接の通過率を上げる魅力的な書き方までご紹介します。

 

履歴書の種類・形式・サイズについて

履歴書にはさまざまな種類があります。応募先や学校からの指定がない限り、どの履歴書を使っても問題ありません。しかし新卒者と中途採用者では履歴書でアピールすべき内容も異なりますので、自分にあったフォーマットを選ぶと良いでしょう。

 

手書きとパソコンどっちがいい?

履歴書の形式・提出方法が指定されている場合は、それに従いましょう。では、指定がない場合や「手書き・パソコンどちらでも構わない」と言われた場合は、どちらのほうが良いのでしょうか?

■時間を有効に使いたいなら、パソコン・スマホでの作成が便利

最近ではパソコンやスマートフォンで履歴書が簡単に作成できるツールも増えています。データを保存・編集できるツールを使えば、手書きの履歴書のように書き損じによる書き直しの手間もなく、複数エントリーする場合でも使い回しができて便利です。

誤字脱字のチェックを忘れずに

手書き・パソコン、どちらの履歴書でも大事なポイントは「読みやすさ」と「正しさ」です。メモを取るような走り書きや、不自然な日本語になっていないか気をつけましょう。

書き終えたあとには「誤字脱字」のチェックをしておくと安心です。一度声に出して読んでみることで、本人が見逃しがちな「ちょっとしたミス」を事前に防ぐことができます。

提出期間に余裕がある方は、家族や職場の同僚、学校の先生、友人などの第三者に履歴書を読んでもらい、気になる点を指摘してもらうことも有効です。

 

ここでは履歴書の項目別のポイントをご紹介します。書き方のルールや証明写真を撮影するときの服装・身だしなみのマナーを覚えておきましょう。

①日付

履歴書を書いた日付ではなく、提出する日付を記入。郵送の場合は投函する日付を記入する。他の園に持参した、日付の古い履歴書の使い回しはNG。

②氏名

見やすく大きな字を心がける。苗字と名前の間にスペースをあけて書くのが望ましい。

③生年月日・年齢

和暦・西暦を書類全体で統一する。「満◯歳」となっているものは、記入時の年齢を書き込む。

④住所

必ず都道府県から書き、番地やマンション名も省略せずに記入する。ふりがなは、都道府県と市区町村(番地の前)まででOK。マンション名に難しい漢字が入っている場合は、ふりがなを振っておく。

⑤連絡先

つながりやすい携帯電話の番号を記載。普段使用しているメールアドレスも記入しておく。

⑥写真

証明写真は3ヶ月〜半年以内に撮影したものを使用するのが一般的。写真がはがれたときのために、裏面に「氏名+撮影日」を記入する。スナップ写真の切り抜きやプリクラなどは避ける。

⑦学歴・職歴

学歴と職歴を分けて記載する。和暦・西暦はどちらでも構いませんが、履歴書内で統一しましょう。年・月の欄に「年」「月」と書く必要はありません。

学歴は高等学校以降の入学・卒業を記入。「◯◯高校」ではなく、正式名称で「◯◯高等学校」と書く。新卒の場合は、通っている学校を「卒業見込み」と記入しましょう。

職歴は、入職ならびに退職の年月を時系列に沿って記入。幼稚園教諭以外の職歴も正しく書く。アルバイト歴を記載する必要はありません。

学歴・職歴の記載が終わったら、職歴の最後の行に「現在に至る」と記入し、その一行下に右寄せで「以上」と記入。退職が決まっている場合は、職歴欄の「現在に至る」の隣に退職予定日を記入しましょう。

■短い職歴は省略してもいい?

入社1年未満で退職にいたる、いわゆる「早期退職」の職歴がある場合、「書くべきかどうか迷う」「悪い印象を与えたくない」という人は多いはず。

たしかに、履歴書・職務経歴書について、どこまで書くべきかという決まりは定められていませんが、短い職歴についても履歴書に記載することをオススメします。

万が一、保険や年金の加入実績から過去の職歴がわかった場合、担当者によっては「経歴を詐称して応募してきた」という印象を与えかねません。

それよりは、早期退職の理由を説明して、失敗や反省点は今後に活かして働きたいという前向きな姿勢を見せることが大切です。

⑧免許・資格

免許・資格名は正式名称で記載していきましょう。記載順に決められたルールはありませんが、先に運転免許を取得順に書き、その他の免許・資格を取得順に書くと見やすくなります。

⑨志望動機

履歴書の志望動機は「学歴・職歴」「免許・資格」などの情報に加えて、仕事に対する熱意・看護に対する考え方を伝える重要な項目です。

「人の役に立ちたい」という、多くの看護師に共通する志望動機だけではなく、「なぜその病院や施設を志望するのか」「どのような診療科で働きたいのか」という具体的な志望動機を書くことで、より説得力のある内容にすることができます。

⑩本人希望欄

絶対に譲れない勤務条件や待遇がある場合以外は、「貴院の規定に従います」と記入。基本的に給料や待遇などの希望は、選考が進んだ段階で担当者に直接交渉するほうがよいと考えましょう。

応募先の企業が複数の職種を募集している場合に、自分が希望している職種の名称を書いたり、在職中の場合に、連絡可能な時間帯を書いたりするのは問題ありません。